2021.05.11

散歩すること。運動すること。犬が犬らしくいるために

長寿コラム

運動こそが健康寿命を延ばす

運動は健康寿命を延ばす上でとても大切です。犬が犬らしくいるために、運動は年齢や体調と相談しつつ一生を通してしっかりできれば「犬らしく」いられる期間が長くなると思います。

幼少期は精神面・身体面の一生の基礎を作るのにとても大切な時期。必ず運動が必要です。この時期の運動は頭をたくさん使います。

生まれて数ヶ月、見るもの聞くもの、感じるものすべてが真新しく、好奇心も後押しして全力で近付いたり、逃げたり。この時期の運動はいろんな経験や体験をもたらし、今後10年以上の生涯に最も大切な成長を促してくれます。

最初のお散歩で歩かなくても必ず外を歩けるようになるので、これからのことを考えてもお散歩は必ずできるようにしましょ う。

気持ちに体がついてこない時期

少し体が出来上がってきてからは、走ることも上手になり「狩り」の練習のような遊びをたくさんするようになります。この頃は体のバランスがまだまだ不安定で「気持ちに体がついてこない」時期です。

特に大型犬では顕著で、 前足から崩れてアゴ着地、みたいなこともたくさんあります。

しかし、そういう経験から体の使い方を覚え、上手に走ることができるようになります。小さい頃や若い頃に十分に運動をしていないと、体の使い方が下手なまま歳をとり怪我もしやすくなりますし、一度怪我をするとそこからガタガタと体調が崩れていってしまうことも多々あるのです。

運動の質と量

年齢を重ねるごとに運動の質も量も考慮つつ、老化の具合や体調などは犬種やその子の体質、どんな運動をしてき
たのか、筋肉量はどのくらいあるのか、体の具合はどうなのかなど、愛犬をよく観察したり、ドッグトレーナーなど のプロフェッショナルに見てもらったりして、運動の内容を考えましょう。

さらに一般的な家庭においてどんな運動ができるのかということも大切。まず思いつくのが散歩。

どうしても毎日のお散歩になると、下手をすると排泄だけのお散歩や、まだ若いのに全力で走ることもなく……ということに。若い時はぜひとも全力で走る時間を作ってあげなければいけません。

1週間の運動計画

犬のベストだけを考えると、飼い主が生活を犠牲にしたり、体力をつけていかないと難しい部分もあるので、今の状況も含めて運動計画を立ててみるとよいと思います。

一日がはじまる朝にきちんと発散して、昼間はゆったり過ごし、夕方また発散して夜はぐっすり眠るというのが理想です。

なんとなくお散歩しているとつい楽なお散歩をしがち。ですので1週間計画 を立ててみましょう。お散歩の時間を「短」「中」「長」として、中身を軽い順から1、2、3としてみます。

1.の内容=歩くだけ
2.の内容=歩きと走り
3.の内容=1、2に加えリードをオフにして全力で走る

月曜の朝は「中」2、夜は「中」1、 火曜の朝は「短」2、夜は「長」1、 水曜の朝は早起きして、「短」3、夜は疲労度具合をみて「短」1、など1 日2回の組み合わせで考えてみてください。

休日はこれに当てはめなくてもお出かけなどするかもしれません。次の日まで疲れが残っている場合、次のお散歩は「短」1でも満足する場合もあります。

設定するポイントは犬が運動している時間です。飼い主が犬にかけた時間ではありません。3の内容だと車に乗せてどこかに行かなければいけないかもしれません。移動で時間は取っていますが、内容は「短」3でもかなり運動ができています。

犬が若く健康なうちは「今日は思いっきり走る」日を作ってください。スロットル全開で走ること。1週間の計画のうちに最低2回は内容3を入れてください。

犬を走らせたり、離せる場所がなければ見つけることや、ロングリードの使い方を練習して、誰もいないところで走らせてみましょう。犬と思いっきり遊べる場所を見つけて、ぜひ一緒に楽しんでください。

運動する前にチェック

思いっきり運動する前に、必ず犬の健康状態と体力をチェックしてください。足を引きずっていないか、ちょっと歩くだけで歩かなくなってしまわないか、など内外両方をできる範囲でチェックしましょう。

特に股関節や膝蓋骨などは、ダメージが蓄積している場合があります。人間と一緒で、今まで運動していなかった状態から、急激に運動で負荷をかけると壊れてしまう場合があるのです。

運動をしていなかった子は必ず軽めの運動から。飛び跳ね、急に止まる動作、急な方向転換はとても足腰に負担がかかります。得意な動きと、そうではない動きも犬種やその子それぞれで違いますので、しっかりとみてあげてください。

犬にも、体の硬い子と柔らかい子がいます。硬い子が縦の高さのあるジャンプをするのは、体の負担が大きいです。幅飛びの ように前に距離を出すような飛び方であればまだいいのですが、垂直方向は要注意。下手をすると一回で腰を悪くします。

体の柔らかい子は高さは平気ですが、 飛ぶ場所をきちんと選んであげないと 負担が大きくなります。下が固いところのジャンプは絶対に避けましょう。 それぞれのステージや健康状態にあった運動をして、愛犬の健康寿命を伸ばしてあげてください。

犬が犬らしく生きるために必要な運動。「動く」ことこそが犬の、あるいは生命全体の基本なのです。

執筆:ドッグトレーナー 小野洋平

『inu-house』代表。カナダに渡りドッグトレーニングを学ぶ。帰国後、介助犬育成と家庭犬トレーニングのケイナイン・ファミリーを立ち上げるが、日本人の犬の考え方や家庭犬の在り方に疑問を抱き、家庭犬トレーニングを主に行うようになる。日本独特の犬文化を守ることと変えていくことが目標。

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獣医師との「5年」に及ぶ共同研究により、その健康維持の効果と安全性を確認しました。

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Ta-Ta(タータ)の意味は「またね、明日ね」。 それは未来が続いていくことを願う、やさしい言葉です。
※ 同成分を3ヶ月与えた際のアンケート結果。早くて1ヶ月、遅い場合は3ヶ月ほどかかります。ぜひ3ヶ月継続してお使いください。